■くらやみのはじっこ■
笑えてくる。もう、何も見えなくなっちゃったから。
無機質な呼吸に微睡んでいた 午前3時の片隅で
どんどん枕は滲んでった 大粒の涙のせいで
取り残されたフリして 空想は現実に生まれ変わって
それでも決して止むことは無く 殻は膨れ上がるばかり
イコールで繋がっていた 今までとこれから
でも、「そんなのもう終わってんだ、とっくの昔に」
頑なに扉を閉ざした 暗闇にとり残された
もう何も無い部屋で キミは失くしちゃった
まだ気付いてなかったの?大事なキミだったのに
明けることの無い未来 ただそこに立っていた
笑いたかった。ぽつりとそう呟いて
キミはまた 暗闇に消えてった
・・・なんでだよ。
始まりすら、知らなかったくせに。