■この道から■

キミが傍に居てくれるから、ボクは歩いていける。


暗闇に小さな灯が燈って
気付いたらそいつを ぎゅって抱いてた
ぽつりと呟いてた「今だけは寒くてさ」

そこで出会ったんだ、ボクだけのキミに。

「どうかしたの?」その一言に救われてて
「なんでもない」って、事も無げに返してた
不思議がるキミの姿 何を想っただろう?

ふと空を見上げたら 滲んだココロが溢れてた。

一息のラブソング 胸にしまって歩いて行こう
ここから始まる旅路のタメに
此処で生きて求めてくボクらの
「いつか、きっと。」が在る限り
笑って死ねる二人でいれるから

一粒のナミダを拭い去って走って行こう
どんより雲突き破ってくタメに
思い描いた空の果てには
とびっきりのエンディング夢見ながら
今を生きてくボクらでいたいから


「ほら、早くしないと乗り遅れるよ?」

キミは言って、走り出した。




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