■desire■
願望と絶望。
水底からの眺望には高き蒼
「少しだけでもいいから」
伸ばす手にはただ一粒の雫
「満たされたかっただけ」
唯一つの願いだったのに
笑いかけた貌に煌きはやがて消え
優しい雨が注ぎ込んで来ました
「息絶えるの?」
歪曲 絶望 悲哀の果てに
折れたツバサ もう翔る事も無い
穢れたツバサ いつしか腐り果てた
涙の星屑 随分積ったけど
この双眸 光は亡くなり
冷たい肌 そっと呼びかける声
届かずに朽ち 残ったのは一つの骸
解りきってたコトだった。
でも涙はもう涸れちゃった。